ユベントス、イングランド・FAの「ヘイゼルの悲劇」追悼式開催提案を断る
2015/03/30
ユベントスは、独自で今年の5月に追悼式を開催予定
1985年5月29日、ベルギーのブリュッセルで行われたユベントスvsリバプールのヨーロピアンカップ決勝(UEFAチャンピオンズリーグの前身)において、フーリガンやスタジアム老朽化、警備態勢の不備などの複合的な要因から、死者39人負傷者400人以上を出してしまった「ヘイゼルの悲劇」。
これに関して、今月の31日に行われるイタリア代表vsイングランド代表の国際親善試合において、イングランド・FA(イングランドのサッカー競技運営団体)が開催を企画した30周年追悼式を、ユベントスが拒否していたことが分かった。英国放送協会『BBC News』が明らかにした。
報道によると、イングランド・FAが、イタリアvsイングランドの一戦を機に、両国で「ヘイゼルの悲劇」に関して理解を深めるために開催を申し出たが、ユベントスが予め当事故が発生した月である5月に、独自で追悼式を計画していたため、イングランド・FAに対して感謝の意を表した上で、今回の提案を断ったようだ。
なお、この提案は、1985年のリバプールにおいてキャプテンだった元イングランド代表DFフィル・ニール氏がしたものとのこと。フィル・ニール氏は現在サッカー解説者を務める。
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