コラム:想像と趨勢 | ページ 2 | ユベントス・ジャーナル

コラム:想像と趨勢

image@Mundo Albiceleste

 また、現在ユベントスのカウンターは迫力こそ欠けるがフィニッシャーである前途のディバラ、FWゴンサロ・イグアインのクオリティが左右するケースが多い。第11節ミラン戦、敵地サンシーロでのイグアイン。第19節ヴェローナ戦でのディバラ。両者の見事なドッピエッタで勝利に導いた顕著な例だろう。

 ミラン戦での2-0の快勝を収めた試合は、すべてこのアルゼンチン人コンビによって生まれているのは記憶に新しいはずだ。昨今のサッカー界は前線の選手のクオリティが勝負を分けるケースが多いのは周知の事実となっている。

 今シーズン開幕から罵詈雑言を浴びつづけたイグアインは、ここにきてチームを救うゴールを何点も叩き込んでいる。逆に開幕から鬼神のような活躍をつづけていたディバラはここ最近の試合では、圧倒的な存在にはなり得ていない。出場すらできない日もある。

 しかし、ドローを覚悟した年内最終戦となったヴェローナ戦ではディバラはドッピエッタを記録。さらにFKでは相手GKの好守の前にトリプレッタこそ達成できなかったが、復調を感じさせるには申し分ない活躍をみせた。

 つまり、これから始まる2018年のユベントスは誰にも想像できないはずだ。

image@il BiancoNero

 ただ、安心できるのは今シーズン序盤から不安定な守備が改善されたことに尽きる。セリエA第13節でサンプドリアに敗戦を喫してから、アッレグリはユベントスに新たな“アップデート”を試みた。

 これまでの4-3-3のシステムではなく、守備では4-5-1になる昨シーズンのCL・バルセロナ戦でみせた類似するやり方だ。そしてDFレオナルド・ボヌッチが退団したことで、DFメディ・ベナティアにコンスタントな出場機会を与えられると見事なまでに“復活”し、現在ではチームの屋台骨を支える存在になっている。

 気の早いメディアはすでに「新BBC」とまで称している。

 攻撃面では派手さこそないものの、堅実に勝利をものにしているイメージが濃い。来年1月中旬に少し空くものの3月中旬までほぼ中断がない。2月にはCLベスト16が開始されるため、チームは1月の1ヶ月でチームをほぼ「完成形」に近づければ、今シーズン終盤はより明るいものになってくるはずだ。

 無策にみえる戦術も裏を返せば、長いシーズンを過ごすうえで「相手に読まれにくい」というメリットがあることを忘れてはならない。そして、まだ本領を発揮していない選手が多数いることも2018年の楽しみの一つになるはずだ。

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コメント

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  • トッテナムの日程やばいですね。
    マンユー、リバプール、アーセナル、ユーベの地獄の4連戦とか。

    4+

    • ユーベさん

      ご拝読ありがとうございます!

      スパーズより運はありますね。

      本年も宜しくお願い致します!

      1+

  • まだチームが出来上がってないがゆえに
    相手に読まれにくいということもあるのでしょうね
    CLトッテナム戦の前後は過密なので層の厚さを駆使して勝ち上がって欲しい。

    5+

    • genoaさん

      ご拝読ありがとうございます!

      選手層、今シーズンは圧倒的な安心感がありますね。
      連携面の関係から、まだ本領発揮を発揮していない選手も多々いると思いますので、これからが本当に楽しみですね。

      本年も宜しくお願い致します!

      2+

  • 山口さん、本年も熱いコラムありがとうございました。
    歯がゆい試合もありましたが、少しずつ改善してきましたね。
    Benatiaがフィットしてきたのは非常にうれしいですが、Ruganiにもチャンスをあげて欲しいですね。
    年明けはトリノダービーですから、しっかりクリアしてもらいたいです!!

    5+

    • pipeさん

      ご拝読ありがとうございます!

      ルガーニ。。
      アッレグリを納得させることができない「何か」があるのでしょうね。
      ホームのバルセロナ戦(0-0)でのパフォーマンスが決定的だった気が…。

      個人的にベナティアのフィットは想定外でした(笑)
      コッパ・イタリア、現地メディアの情報だとルガーニは先発っぽいですね。

      本年も宜しくお願い致します!

      1+

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